空飛ぶタイヤ

空飛ぶタイヤ
なんでそこまでやるのか?
会社がつぶれかけているときに、1億円の提供を持ちかけられても断り、大企業のリコール隠しをあばきだす。
小説だから最後にはかっこよく勝ったけれど、現実的には泣き寝入りか、金で黙るかのどちらかだろう。

桑田佳祐の「戦う戦士たちへ愛をこめて」は、題に反して人間って弱い存在だ、と歌っている。

悲しい噂 風の中 悪魔が俺につぶやいた
この世はすべて裏表 嘘と真実の化かし合い
一か八かの勝負時 いつもあいつが現れる
悪意のドアをこじ開けて 心のすき間に忍び寄る
自分のために人を蹴落として 成り上がることが人生さ
それを許さず抗う相手にはやられる前にやるのが仁義だろう
・・・
さあおいでタフな野郎は 根性ねえ奴らはオサラバ
Night and Day この企業で戦う戦士たちへ愛をこめて
・・・
しんどいね生存競争は 酔いどれ恋も捨てて
・・・

かっこよいけど、しんどい映画だった。

リビアカダフィ大佐の末路と北朝鮮の今後

核開発や大陸間弾道ミサイルの開発に勤しんでいた北朝鮮が、平昌オリンピックに参加以降、急速に韓国との融和に努めている。
朝鮮半島の非核化を前面に謳っているが、核放棄は実現するのだろうか。
アメリカは経済制裁により、リビアのカダフィ政権に核放棄させたが、その後のカダフィの末路を見ると、北朝鮮が核放棄に踏み切るのは容易でないと思われる。
独裁者が恐れているのは対立する外国ではなく、抑圧された市民による内戦であり、独裁を維持するためには外国との緊張感を維持する事を選択するのではないだろうか。
また、中国も市民運動の勃発を避けるため、北朝鮮が内戦状態に陥って中国に波及するのを絶対に阻止する。
万が一内戦状態になって自暴自棄になった時、一番危ないのは、同族の韓国ではなく、かつて占領・抑圧された日本である。
現政権の維持を保証しつつ、核放棄をさせて朝鮮半島の非核化を実現する手立てはあるのだろうか???

リビア・カダフィ政権の歴史
1942年 スルトで出生、ベトウィン族
1956年 スエズ危機で反イスラエル運動に参加
1965年 ベンガジ陸軍士官学校卒業、イギリスに1年間留学
1969年 クーデターによりサヌーシー王朝を打倒し、政権掌握
     「リビア・アラブ共和国」、カダフィ大佐を議長とする革命評議会設立
1973年 直接民主制「ジャマヒリーヤ」を国家の指導理念として導入
1976年 イスラム社会主義「緑の書」出版、パレスチナ解放機構PLOを公然と支持
1970年代~80年代 イスラエルに対する過激派テロを支援
1973年 日航機ハイジャック事件。日本赤軍はリビアに投降。
1988年 パンナム機爆破事件で270人の死者。容疑者の引き渡しを拒否。レーガン大統領から「テロリスト」「狂犬」と批判されアメリカとの対立が続く。
1999年 パンナム機爆破事件の容疑者をハーグ国際法廷に引き渡し
2003年 核放棄を宣言し、査察団を受け入れ。アメリカは経済制裁を解除
2006年 アメリカとの国交正常化を発表
2009年 国連演説で常任理事国の拒否権を加盟国の平等に反すると批判

カダフィ大佐一人のためにある女性限定のエリート部隊「Amazonian Guard」は重火器や格闘技の徹底的な訓練を受けた殺人マシーン集団

2011年1月 ジャスミン革命 チュニジアで反政府デモにより23年続いた政権が崩壊
2011年2月 アラブの春 エジプトで30年続いたムバーラク独裁政権が崩壊
2011年8月 欧米による軍事介入、42年に及ぶカダフィ政権が崩壊
2011年11月 カダフィが拘束され殺害。遺体を一般公開、多くの国民が歓喜して見学
2012年 米領事館襲撃事件 大使はじめ4名死亡
2012年 緑のレジスタンスがミスラタ刑務所を襲撃し145名の守衛を殺害
2014年~ 世俗派のリビア国民代議員とイスラム勢力の国民議会が独自の政府・議会を設立し対立している。過激派ISILも台頭。各地から武器が大量に流入し、カダフィ政権時と比べて殺人事件発生率が5倍になるなど治安が悪化している。

平昌オリンピック 素晴らしい戦いをありがとう!

今日で平昌オリンピックが終わった。
日本は金4、銀5、銅4の計13個と史上最高のメダルを獲得した。
メダルの獲得にはとても興奮させられたが、それ以上に素晴らしかったのは日本選手の素晴らしいふるまいだった。

一番素晴らしかったのは、小平奈緒選手が勝った瞬間に、地元韓国の李相花(イ・サンファ)選手に歩み寄って抱擁したシーンだ。
敗者にはものすごく冷たい韓国の国民に対して、イ・サンファ選手は申し訳ない気持ちでいっぱいだったろう。
しかし、二人の姿に誰もが感動し、オリンピックってなんて素晴らしいのだろうという思いを強くした。

ノルディック複合の渡部暁斗の日本武士道精神を貫いた姿にも感動させられた。
ドイツのフレッチェルと熾烈に戦ったが、風を受けて不利な先頭を走り、なぜ?と思わせたが、「フェアーに勝ちたい」という思いから、先頭を走ったという。
しかも後から明らかにしたが、ろっ骨を折っており、痛みをこらえながらの出場だったというから、侍ですねー。

仲間で勝ち取ったメダルも素晴らしかった。
金メダルを決めた女子パシュートの準決勝でも、スタートで高木美帆から後続が遅れたが、待て待てという声に高木が振り返り、後続を待ったのにはひやりとさせられたが、その後は一団となって滑り始め、決勝進出を決めた。
仲間を置き去りにした韓国チームには代表返上を求める署名活動が行われるなど大炎上しているが、国民性の違いなのだろうか。

銅メダルを獲得したカーリング女子も素晴らしかった。
韓国に負けて決勝進出を逃した時に、藤沢選手が韓国選手に歩み寄って握手を求め、健闘を称える姿も素晴らしかった。
最後まで分からない展開だっただけに、そして予選では勝っていた相手だけに、悔しい思いで一杯だっただろうけれど、それを抑えて相手をたたえる事が出来るのはなんて素晴らしい精神だろう。

高木菜那と高木美帆の姉妹の戦いも素晴らしい。
五輪に出れなくて嫉妬心も高まったそうだが、ライバルとして高め合い、励まし合い、走りと気持ちを合わせて、二人でメダルを5個も獲得した。

今回のオリンピックではロシアのドーピング問題や、北朝鮮の政治利用など、きな臭い動きが目立った。
男子ショートトラックでは、転倒した北朝鮮の選手が日本の渡邊啓太選手のスケート靴のブレードにをつかんで転倒させようとしたり、その後も接触を繰り返した。
しかし、渡邊選手は故意の接触ではない、と相手を貶めることをしなかった。
次は2年後の東京オリンピック。
正々堂々と、日本らしいフェアープレイを世界に披露しつつ、大いなる成果も期待したい。

機械化で余った労働者の行く末

日経ビジネス2018.01.22に、AI社会の進展の結果、人間の仕事がなくなることに関してのエコノミスト論評が書かれている。

ロボットはパターン認識力を伸ばしており、自動運転や病気の診断において、人間の能力を超えるのは時間の問題だ。
力仕事や単純作業だけでなく、知的作業や高度技術においても、ロボットが人間の仕事を奪おうとしている。
ロボットが高度化すれば、資本家がロボットを使って大儲けし、ロボット技術者が高給で雇われ、それ以外の人間にはロボットでは割の合わない単純作業しか残らないのかもしれない。
ビルゲイツはロボット税の導入を提案し、イーロン・マスクが全ての人に一定の所得を配分するベーシック・インカムを提唱している。
しかし、そうなると人間は何のために存在するべきなのか、という哲学に行きつく。
人間は社会を形成して、道具や機械を発明・利用することで進化を遂げてきた。
しかし、人間が作り出したAIロボットによって、存在が脅かされている。

かつて合理化が追及されたときに、単純作業や希頻度高度技術を業務委託化することによってコストを大幅に下げた。
しかし、その結果、技術の継承も改善も行われることがなくなって進歩が止まり、環境の変化にも対応できなくなり、縮小均衡が始まった。
逆に、委託を受けた台湾企業などが、巨大化するとともに、技術を習得して、新しい製品を生み出していき、かつて委託した企業は淘汰されていった。

ロボットは自分で学習してそうだが、現在の人間社会の損得のために、ロボットに仕事を代替させると、人間の進化が止まって、やがて淘汰されてしまう運命にあるのではないだろうか。

監視社会

日経ビジネス2018.01.29に怖い記事が載っていた。
「監視社会と消えたぼったくり犯」

中国ではAI(人工知能)と顔認証などの技術を使った監視社会が実現しつつあるという。
何と、監視カメラが1億7千万台設置されており、2020年までに6億台になるという。
誰がどこに行ったかという行動が追跡され、データセンターに記録される。
同時に、ネットや電話もすべて傍受され、お金の流れも金融機関を通じたものはすべて把握される。
犯罪行為は極めてやりにくくなるばかりでなく、現政権に批判的な行動もすべて監視されているのだろう。
きっと企業の不正も、AIが金の動きを監視することで、簡単に見つかってしまうのだろう。
ガバナンスが強化されると喜ぶべき事なのか、自由度がなくなってしまい、誰も本音を言わなくなり、社会が萎縮していくのではないだろうか、と心配するのは杞憂なのだろうか。
しかし、2020年東京オリンピックに向けて、日本中の監視も大幅に強化されている。
中国の話ではなくなりそうな、どこに行っても住みにくくなる昨今の監視社会だ。

プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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