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東日本大震災から5年

今日で東日本大震災から5年が経つ。
死者・行方不明者は2万人を超え、避難者はいまだに7万4千人おられると聞く。
合掌!

あの時自分はどうしていたか。
家族で話すと、確かお父さんは家で一緒にテレビを見ていた、と言うし、自分もそう思う。
しかし、調べると発生したのは3月11日金曜日の14時46分。
会社で揺れを感じて会社のテレビを慌てて点けて見たのが実際だった。
かくほど記憶は急速に薄れるものだ。
震災で学んだことは、地球は生きており動き続けている、過去起こった震災は再び起こる、という事だ。
人間の記憶は時間とともに日々希薄化し、数世代変わると知る人もいなくなる。
記録に残っていても、自分の代には大丈夫だ、と楽観的に考えてしまう。
もし平安時代の貞観11年(869年)に起こった地震を教訓としていれば、と反省する。
過去に学び、未来に備えたい。
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石巻から3 たくましい東北

毎日テレビで被災地の状況を見てはいるのですが、現地に行くとそのひどさにとても辛くなります。
救援物資を受取られる人に、毎日どうですか?と聞くと、何もかもなくなった、家も、財産も、仕事も、・・・という悲惨な答えが返ってきます。
でも、帰りに「元気でねー」と声を掛けると、「本当にありがとう、石巻を代表して心からお礼を言います」と笑顔で言われた時には涙が出そうになりました。
isinomaki09.jpg

何もなくなったけど、たくましく何とか生きておられる。
大変だろうけれど、生き抜いて、いつの日にか素敵な東北を取り戻して欲しい。

でも、そのためには多くの人たちのサポートが必要だ。
NGOの活動は、土曜日に支援物資を積み込んで夜中に走り、日曜日は炊き出しと支援物資配布を行って、夜中走って月曜日の早朝に戻り、月曜日の朝から皆それぞれの仕事に戻る、という大変ハードなボランティアだ。
炊き出しも、豚汁が500食、焼ソバが1000食。焼ソバは1回に40食を大量に作っても25回作らなければいけないって、ものすごい重労働だと思いませんか?
今回の参加者は総勢24名だけれど、その中に4名のブラジル人がいて、トラックも出してくれた。
彼らは日本で裕福な暮らしをしているわけではない。
それどころか、派遣切りとか円高などで、日本人には分からない大変な苦労をしているのに、自分たちよりも困っている人たちを何とか助けたいと参加している。
彼らが支援物資配布の時に、「何が欲しいですか」とおばちゃんに声を掛けると、「自転車が欲しい」と言われ、「ここにはないけど、来週持ってきます」と応えていた。
isinomaki07.jpg

このNGOの震災支援活動は、地震発生からすぐに入り、今回で5回目になるそうだが、もちろん来週も行くという。
すごい、すごすぎる。
こういう人たちがの活動が日本中に広がれば、明日は今日よりきっと良くなるさ。
NGOのボランティア活動に、人の力を再発見すると共に、人のために動くことの感動を知りました。
被災者の皆さんの笑顔がうれしかった今回の活動でした。
東北の皆さん、NGOの皆さん、本当にありがとう。
たくましい東北が、今を乗り越えられること、そして東北を支える活動を通じて日本全体が強く生まれ変わることを信じています。

石巻から2 文明社会のリスクについて

東北大震災から1ヶ月以上経って随分ときれいになったとNGOの人たちは言うのですが、始めて参加した私としては、町が壊滅した南三陸町や崩壊した家、田んぼに散乱している自動車、道路に積み上がっている使えなくなった生活道具、・・・を見て、言葉を失います。
isinomaki04.jpg
写真は遠藤未希さんが最後まで防災無線で避難を呼びかけた南三陸の庁舎でしょうか。

少しでも良い生活を、と営々と築いて来た、便利な都市機能が全く機能していない。
海岸縁に建設された終末処理場が壊滅し、下水が使えない。
都市ガスや水道が1ヶ月ぶりに復旧したのに余震でまた止まった。
電気は幹線は点いているのだけれど、家庭への引き込みがなかなか進まない。
こういう時こそ連絡したいのに、固定電話も携帯電話も繋がらない。

どの都市機能も、大規模集中処理により安く利便性を提供してくれていたが、大規模災害には非常に弱い。

鎖国をしていた江戸時代は、分散処理により、非常に手間は掛かっていたが、リスクには非常に強かった。
ウンチもおしっこも昔は畑の肥料として使っていた。
熱源も、爺さんが山で拾った薪で煮炊きしていた。
飲み水も井戸が当たり前だった。
もちろん電気はなく、暗くなれば寝て、夜が白々となると起きていた。
電話もインターネットもないので、歩いて直接会って、情報を伝えていた。

何故、現代文明はリスクに弱いのだろう。
昔は、自然と共存しながらも自然の猛威を恐れ、災害は発生するものだ、と言う謙虚さがあったが、
現代人は自然をコントロール出来た、災害は起こらないと、不遜に思い込んでいたのではないだろうか。
コンクリートの建物で地震でも壊れない。 
大きな堤防でどんな津波も防げる。
コンピュータが情報を分析して正しい答えを出してくれる。
明るさや温度や空気の清浄度まで自在にコントロールできる。

しかし、実際に自然の力ははるかに大きく、そして空気も水もエネルギーも無限ではなかった。
石巻では地盤沈下により、大潮の日には、海が押し寄せてくる。
isinomaki08.jpg

地球は今でも動き続けているのだ。
江戸時代に戻ることは不可能でも、人間は今一度、自然の前に謙虚になり、自然に勝つのではなく、想定以上の災害は起こるものだという前提の元に、社会を再構築する必要があるのではないだろうか。

石巻から1  被災地で足りないもの

NGOアジア子どもの夢(川渕映子代表)の震災支援部隊に同行して、南三陸町~石巻市に行って来ました。
isinomaki03.jpg

トラックとバスに救援物質を満載して被災地に運んで提供すると共に、炊き出しも行いました。
避難所では食料や救援物資が充足していると聞いていましたので、誰も集まらないのでは、と思っていたのですが、空き地で荷物を降ろしていると大勢の人が集まって来ます。
isinomaki02.jpg
人気の高いのがラジオ、電子レンジなどの電気製品
トラックから降ろすより早く、取り合いになるので、じゃんけん大会で勝負です。

集まってきた人に聞くと、全壊してどこにも行く当てがない人は避難所には入れるけれど、2階が残っている家や親戚がある人は避難所に入れなく、大変辛い生活をしているそうです。
もっとも、小中学校の避難所も、新学期が始まる(石巻はまだ始まっていない)と空けなければいけないようで、倍率の高い仮設住宅に入るのが難関のようだ。
親戚の世話になっている人は、1軒に16人も入って、窮屈なのと肩身が狭いので、大変だといっていました。
確かに、自分自身の身になって考えると、1週間くらいだったら「どうぞどうぞ」と受け入れても、1ヶ月も続いて先が見えないと、良好な関係も傷が付きかねません。

今回の救援物資は、富山県内外の企業や個人から預かった品物です。
「被災地に何かしてあげたいけど、義捐金は配布が遅いと聞くので今必要とされるものを提供したい。しかし、どこにどうやって届ければよいか分からない。 県のボランティアセンターに聞いても分からないが何とかしたい。」という人たちが、「NGOアジア子どもの夢」が毎週石巻に行っていると人づてに聞いて、届けられた品々です。
富山から持って行った品物がなくなると、被災地の人たちに欲しいものを聞いて、石巻専修大学構内のNGO物資倉庫に取りに行き、また配布します。
NGOの倉庫にも全国から多くの物資が送られて来ていますが、必要な人に届けるネットワークが出来ていない。

聞いたところでは、パキスタンの人たちが、被災地の人たちにカレーを届けたいと思って、500食用意して避難所に行くと、1000人いるので全員分ないと不公平になるので受け入れられないと断られたそうな。何箇所も断られて、カレーを捨てようと思っていた時にNGOに会って、一緒に街頭で炊き出しをしたところ、大変喜ばれた、と聞いた。
ボランティアも後片付けなどで大変な人数が必要なのだけれど、ボランティアが大勢来ても采配する人がいないので、受け入れを止めている、とも聞く。

今、何が不足しているのか
仮設住宅、暖かい食べ物、乾いたタオル、ラジオ、自転車、・・・・・
しかし、それ以上に、被災者と援助者や行政を繋ぐネットワーク、そして統治機能が欠如している。
被害を受けた県や市は、罹災証明を発行する手続きだけでもパンクしているそうだから無理も言えない。
かと言って、ボランティアのNGOに行政機能を肩代わりさせるのも、荷が重過ぎる。
大規模災害時には、国や他県が年単位で人を送り込み、応援する事が必要なのではないのでしょうか。

福島第一原発の経緯

福島第一原発の経緯を整理してみた。

(首相官邸ホームページ平成23年(2011年)福島第一・第二原子力発電所事故についてより抜粋)


事象、政府指示

#1 

#2 

#3 

#4 

3/11

 

 

46kW運転中

78kW運転中

78kW運転中

78kW定期点検中

 

14:46

地震M9震度7

自動停止

自動停止

自動停止

 

 

15:42

津波襲来

全交流電源喪失

全交流電源喪失

全交流電源喪失

全交流電源喪失

 

16:36

 

非常用炉心冷却装置注水不能

非常用炉心冷却装置注水不能

 

 

 

19:03

原子力緊急事態宣言

 

 

 

 

 

21:23

3km避難10km屋内待避指示

 

 

 

 

12

01:20

 

格納容器圧力異常上昇

 

 

 

 

05:44

10km避難5万人

 

 

 

 

 

07:11

菅総理視察

 

 

 

 

 

10:17

 

ベント開始

 

 

 

 

14:

 

蒸気排出

 

 

 

 

15:36

 

水素爆発

 

 

 

 

18:00

海水使用指示

 

 

 

 

 

18:25

20km避難18万人

 

 

 

 

 

20:20

 

海水注水開始

 

 

 

 

20:41

 

 

 

ベント開始

 

13

05:10

 

 

 

非常用炉心冷却装置注水不能

 

 

11:55

 

 

 

真水注入開始

 

 

13:12

 

 

 

海水注入開始

 

 

11:00

 

 

ベント開始

 

 

14

04:08

 

 

 

 

使用済燃料プール水温度84

 

07:44

 

 

 

格納容器圧力異常上昇

 

 

11:01

 

 

 

水素爆発

 

 

13:25

 

 

原子炉冷却機能喪失

 

 

 

16:34

 

 

海水注入開始

 

 

15

05:30

事故対策統合本部設置

 

 

 

 

 

06:10

 

 

圧力抑制室付近で異音発生

 

 

 

08:25

 

 

白煙発生

 

 

 

09:38

 

 

 

 

火災発生

 

11:00

2030km屋内待避

 

 

 

 

 

12:25

 

 

 

 

鎮火

20

 

 

 

 

 

燃料プールに注水開始

24

 

 

照明復旧

 

照明復旧

 

26

 

 

 

照明復旧

 

 

29

 

 

 

 

 

照明復旧

30

 

 

 

 

 

社員2名死亡発見

4/2

9:30

 

 

取水口ピットからの水漏れ

 

 

4

19:03

低レベル水の海への放出 ~4/6 6:30

 

 

 

 

5

15:07

 

 

汚染水流出停止

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6

 

注水量累計

90t

270t

5000t

1500t

 

 

 

 

 

 

 

大変な事象が次々と起きているが、照明もない中、放射線濃度も高く、作業制約もきつい状況で、多くの作業をこなされた原発所員に頭が下がる。
まだまだ厳しい状況が続きますが、心からの声援を送ります。

プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
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