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はやぶさ 遥かなる帰還

「はやぶさ 遥かなる帰還」を見ました。
はやぶさ2
 幾多の困難を乗り越えてイトカワから岩石サンプルを地球に持ち帰ったハヤブサは、日本の技術力の高さと、技術者の諦めずにやり抜く粘りを見せてくれました。
 はやぶさのプロジェクトマネージャー川口氏は、「プロジェクトを成し遂げるために一番大切なことは何か」と総理大臣から問われ、「技術は勿論ですが、根性です」と答えたと言う。
 根性・・・って、日本が一番輝いていた頃によく言われた言葉ですが、今は口にすることはカッコ悪いような雰囲気があります。
 しかし、今の日本に必要なのは、はやぶさが見せてくれたパイオニア技術へのチャレンジと’根性’ではないでしょうか。

1998SF36(イトカワ)は1998年に米ニューメキシコ州でマサチューセッツ工科大学・リンカーン研究所の地球接近小惑星研究プロジェクトにより発見されました。
 平均半径が約160メートル、長径500メートルあまりしかない小天体です。
 そのころ、日本の宇宙科学研究所では、小惑星探査機’はやぶさ’の開発が進められていましたが、開発されていた推進剤タンクの能力では1998 SF36に到達することが不可能でした。
 そのためイオンエンジンと地球の重力を利用するスイングバイを組み合わせる方法が編み出されました。
 と書くのは簡単ですが、大変な計算と精密な製造技術と運用技術が必要な世界初のチャレンジです。
 
2003年5月9日、内之浦宇宙空間観測所から、はやぶさはM-Vロケット5号機によって打ち上げられました。
 目的地である1998 SF36は、日本のロケット開発の父・糸川英夫の名前から「ITOKAWA」と命名されました。
 しかしはやぶさの行程には大変な試練が待ち構えていました。
2003年11月4日に発生した大規模な太陽フレアの影響で、はやぶさの太陽電池が劣化しました。
2005年に姿勢制御に用いられるX軸用のリアクションホイールが故障により機能を停止し、貴重なキセノン燃料を噴出する化学推進スラスタによって姿勢制御を行いました。
「リスクを取らずに諦める事はしない」
2005年11月20日、はやぶさはイトカワへの着陸しましたが、岩石サンプル採取のための弾丸は発射されませんでした。再度着陸を試みると、帰還が遅れるどころか、帰還出来なくなるリスクがあり、大議論になります。
「帰還するのが目的ではなく、サンプルリターンがミッションだ」と言うプロジェクトマネージャーの判断で、再チャレンジします。
2005年11月26日、はやぶさは二度目のイトカワ着陸を試みました。はやぶさは順調に航行し、予定通りイトカワにタッチダウンに成功し、イトカワからの離脱も行われました。しかし後に二度目の着陸時もコンピューターのプログラムミスが原因で、サンプラーホーンの弾丸は発射されなかったことが判明します。
その後はやぶさは燃料漏れが原因で姿勢を大きく崩し、通信が途絶え、制御不能になりました。
ハヤブサを捕えるため、1ビット通信が送り続けられました。往復35分もかかるため、尋常ならざる忍耐力が必要とされました。
世界でも行方不明になった衛星を探し出せた事はありませんが、46日後、ハヤブサからの超微弱電波を捕える事が出来、交信が再開しました。
「小さな声を聴くために、問いかけし続ける」
最後に、イオンエンジンが4基とも不調になり、絶体絶命となりますが、地上でも実験すらした事のない、別々のエンジンの可能運転個所を連携する’クロス運転’を行う事によって、何とか復帰します。
2010年6月13日、当初の予定の2007年から2010年6月になったが、無事に地球への帰還を果たしました。

この成功は、技術力、忍耐力、総合力もありますが、何が何でもやり抜くという意志と、困難に直面した時の考え抜き議論し尽くしたうえでの工夫、そして人とはやぶさへの語りかけにあります。
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プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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