ISに若者は何故惹かれるのか

ISの活動が活発化している。
支配地域が縮小した、という報道もあるが、ガス貯蔵設備を破壊したり、自爆テロをあちこちで展開したりと、ゲリラ的な活動が続いている。
その活動に、ヨーロッパの若者たちが多く参加しており、もしかすると日本からも参加している可能性が高い。
世界文化遺産も破壊するなどの活動は許さることではないが、何故世界中の若者が彼らの活動に参加するのだろうか。
大切なもの、世界の秩序を破壊する活動は、異常で特異な事かと思うが、しかし、かつて日本でも見た景色である。
60年の安保闘争、60年代後半の全共闘運動、どこかの政党が地下組織を作って一斉蜂起をたくらみ、社会転覆を狙っていたこともあった。
ISと、日本の過激派の活動は、社会の秩序を破壊するという点では全く同じである。
破壊して何を作ろうとしているのか。
全共闘運動は、まず破壊ありきで、その先は全く考えていなかったのではないだろうか。
しかし、そこに受験戦争しか知らなかった純粋無垢に育った若者たちが魅力を感じ、飛び込んでいった。
破壊は現在の社会を崩壊させ、秩序をなくさせる。
そして、混乱の中から、全く別の社会が生まれ、時間をかけて新しい秩序が生まれてくる。
もしかすると、それが生物が生き残るための必然なのかもしれない。
社会が人々の幸せのためでなく、現状の体制と秩序を守ることが目的として作動するようになると、社会はだんだんと腐っていき、少々の改善では直せなくなり、いずれ崩壊する。
だからいっその事、破壊して新しく作り直した方が手っ取り早い、という事なのかもしれない。
ISの活動は、現状の世界に対する警告なのだ。
現状の世界が抱える問題を解決出来なければ、彼らが破壊して作り直す。
現状に満足している老人世代は現状を守りたいと思うし、現状に満足しない若者世代は、破壊活動に惹かれて行く。
とすると、ISの解決策は、彼らの封じ込めではなく、現状の課題を解決することだ。
富の集中と貧困、若者の就職問題、人種問題、などなどが解決出来なければ、ISを封じ込めれたとしても、別の破壊主義者が出てくるだけだろう。

プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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