ギリシャ危機

ギリシャの財政危機問題が全世界に波及しています。
そもそも何がどうなっているのでしょうか、日本への影響は?

1999年 欧州単一通貨ユーロが誕生
2004年 アテネ五輪
2009年10月 中道左派のババンドレウ政権誕生「大きな政府」「高福祉」を志向する一方
    財政赤字が国内総生産GDP比3.8%から12%以上に修正(負債3000億ユーロ、国債利回り5%)
2010年2月 ヘッジファンドがユーロを大量に売却「大きく儲けるまたとないチャンス」
3月3日 ギリシャ政府が追加の財政再建策を発表
3月4日 ギリシャ国債の入札成功  →  ひとまず落ち着く
4月11日 欧州連合16カ国はギリシャへの融資枠として300億ユーロ(約3兆8千億円)を固定金利5%で準備
4月23日 ギリシャは450億ユーロ規模の救済策発動を要請
4月30日 米格付け会社ムーディーズがギリシャの主要銀行9行を格下げ。支援策の内容次第ではギリシャ国債の格付けもA3から数段階引き下げる可能性を示唆
5月  ギリシャで公務員を中心とした大規模ストが開催され、政府の財政再建策に懸念
 →ギリシャ危機がユーロ圏に拡大する懸念から、株価が全世界で全面安。ユーロは110円台、ドルも90円を割る。

ギリシャ国債をドイツやフランスなど欧州の銀行が買っているため、それが紙屑となってしまっては大変
だからギリシャには融資をして当面の借金の借り換えをさせたうえで、財政を絞って黒字化させる。
という目論見のようですが、うまく行かないようです。
ドイツやフランスが無償援助すれば話は早いと思うのですが、贅沢を続ける他国に援助する事は政治的に許されないので、いっその事、ギリシャを破綻させ、その結果生じた自国の銀行の負債に対して政策的に援助する、という道を探っているのかも知れません。

しかし、この機を狙ってファンドが売り浴びせるとか、ムーディーズが格付けを下げるとか、またまたアメリカの金持ち達のしたたかな企みが見え隠れします。
昔、インドネシアルピーとか韓国ウォンも売り浴びせられて大変な危機に陥り、IMFからお灸をすえられて苦労したことがありましたが、その繰り返しのような気がします。

果てさて、これは他人事と言ってよいのでしょうか。
ギリシャが危機なら長期債務残高がGDPの1.8倍(ギリシャは1.2倍)に達する日本はとっくに破産してもおかしくはありません。
それなのに、高速道を割引して渋滞を起こしたり、子供手当てや農家への手当てをばら撒いてさらに借金を増やしています。
国家の監査は誰がして、誰が健全性とリスクを見ているのでしょうか。

参考
ギリシャ危機はいつまで続くのか 歴史の教訓からその答えを探る
人口の一割が公務員
ギリシャ財政危機問題
デフォルト危機 ドバイの次はギリシャ

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色々書かれてますが他人事です

長期国債の金利が1.4%と言う超低金利の状態で消化されてるのに(欧米は3〜4%)破産すると言うのは経済学から見ても歴史から見ても有り得ないです
寧ろ異常なレベルの需要不足であり嫌な響きかもしれませんがお金をばら蒔かなければ危ないと言った状況です
良ければ主流派のクルーグマンとかを探してみるのをお勧めします

田中先生の話を見れる珍しいサイトなので今後もIFRSや監査の話について期待しています

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
勉強不足につき、マルクスやケインズは名前だけ、ましてやクルーグマンははじめて知ったという恥ずかしい状況です。検索して読んでみると流動性の罠とか難しいですね。
しかし、理論はともかく、多額の借金を超低金利で発行していつまでも引き受け手がいるのでしょうか。
今は超低金利だが、金利が上がってくれば大変な事にならないのか。
金利は払えるとしても借金自体が増えているのは、崖に向かってひたすら走っている自転車操業ではないか。
経済学素人としては自分のこととして置き換えて考えるだけですが、とても安心して眠れる状況ではないですよね。
また教えて下さい。

一つ目

まずは返信ありがとうございます

安心して眠れる状況ではないのは同意ですが指摘を大雑把なのと言っちゃオシマイよみたいなやつ2つ書きます

1つめとして金利を払うのは大変かと思いますがその金利を受けとるのは今住んでいる日本国民です
そして今の金利(1.3〜4%)で納得していると言うのを逆に言えば『その金利で納得せざるを得ないほど投資機会が無い』と言う現実です

そして金利が上がらざるを得ない状況だと通常それ以前に物価が上がり、国内需要と個人所得が上がり税収が上がります、めでたしめでたしです

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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