検察審査会

日本監査役協会の経営リスクマネジメント講座「株主代表訴訟の企業実務対応」を受講する。
講師は日経弁護士ランキング1位の葉玉弁護士 法務省で会社法を立案し、検察庁特捜部検事も経験して弁護士になられた凄腕の方のようだ。

株主代表訴訟についての講義だったが、それ以外のコメントも非常に面白く勉強になった。

葉玉氏が司法試験に合格した当時は合格者300人、それがいまや毎年2000人となったが、仕事がないのが実態。
今は過払い金の訴訟が多いが、それも少なくなってきており、更に弁護士の仕事が少なくなりそう。
そうなると、お金を払えるところが弁護士のターゲットになり、会社や医療関係の訴訟が増えてくる。
・・・・・弁護士のために会社を苦しめる裁判が増大する?  何それ!!

株主代表訴訟が提訴されたときは60日以内に提訴するか不提訴とするか決めなければいけないが、調査や第三者委員会の設置など行っていると60日は非常に厳しい。

調査は基本的資料収集とヒアリングを行うことになるが、書類の日付を後から改ざんしていてもパソコンのログを調べると保存した日が分かるので、出来るだけ早く抑えることが肝心。
パスワードなどでセキュリティーが掛かっていてもその道の専門家が分析すれば全て解読できる。(エーー?)

ヒアリングは中心的人物3~5人を選んで「全体像をつかみ」「ポイントを精査する」が、本当に悪いことをしている場合は必ず嘘をつく。積極的に自白をするはずがないので、事実を淡々と確認することに努める。
記憶もあいまいであり、80%は間違っていると思って、物的証拠で裏づけすることが必要。

検事になったときに
事件を調査したときに、起訴する事になると判断したときは徹底的に有罪とする証拠を集めろ。
不起訴になると判断したときは不起訴として問題がないという調査結果を出せ。と言われた。
小沢幹事長については、起訴する前提で調査を行ったが、最終的には不起訴となった。
だから検察審査会が検察の調査結果から判断すると、起訴すべしという結果になるのは当然だ。
・・・・とすると、検察当局は検察審査会でひっくり返された事を恥だと思うのではなく、大賛成しているのかも

ただ、検察審査会を恐れて、検事は非常に慎重になっており、監督責任が大変重くなっている。
パロマのガス湯沸かし器については製品が悪かったのではなく、安全装置を解除した工事会社が悪いのにメーカーの社長の責任を問われるのは理不尽。JR、明石の花火も然り。
・・・・私もそう思います。車を車検に出して、整備会社がブレーキを取っ払って事故を起こしたら、整備会社でなくてメーカーの社長が訴えられる、なんて事と同じかなーーーー。どう考えても悪いのは整備会社だと思うのですが。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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