長寿企業に学ぶ 日本は世界一の長寿企業大国

月刊監査役6月号に法政大学の久保田教授が「長寿企業に学ぶ、経営で大切なこと」を書いておられる。

世界最古の企業は大阪の建設会社金剛組 創業は1433年前の578年(飛鳥時代)
世界最古のホテルは石川県粟津温泉の法師 1292年前の718年(奈良時代)
創業200年以上の企業は3113社有り、次はドイツの1563社、3位はフランス331社、4位英国315社

日本に長寿企業が多いのは、
①伝統的な「家」制度の存在。血縁関係の無い者を養子として迎え、「家業」を継ぐのは世界的には珍しい仕組み。
②守るべき「伝統」はきちんと継承すると同時に、時代に合わせた革新を常に行っている。

守るべき「伝統」は、顧客第一主義、本業重視の経営、堅実経営、品質本位、製法の維持敬称、従業員重視、家訓(企業理念)の維持
この中に、売上拡大とか利益重視、株主価値の最大化などの「カネ」に関するものが無い。

ファミリー企業の特徴は
①経営者の在任期間が25~30年と長い
②明確な経営理念(家訓)を持ち、遵守している。
③長期的視点に立った経営を行っている。

確かに、ゴーイングコンサーン(企業の存続)などと言っている一方で、景気が悪くなると投資や採用を手控え、非正規雇用を拡大するようでは、短期的視点での経営と言わざるを得ない。
さらに、国債会計基準によって時価評価など超短期的な見方で経営を評価されると、ますます短期的視点となってくる。
自分の代だけでなく、子供や孫、ひ孫の代までのゴーイングコンサーンを目指した経営をするときは、日本的なお客様第一&従業員を大切にした経営を行っていく必要があるのではないか、と考えさせられた。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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