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「監査委員会設置会社」について

商事法務6月5日号に、「監査委員会設置会社」の解禁を、武井一浩弁護士が書いておられる。

現在の会社法では「監査役会設置会社」と「委員会設置会社」が規定されているが、その中間として「監査委員会設置会社」を提案されている。

監査役会設置会社の問題点は
・社外取締役を求める声が高まっているが、社外監査役に加えると社外役員が多くなり、スリム化に逆行する。
・監査役は、監査を行う職責から非業務執行役員としているが、代表取締役の選解任権限がないなど、効果に疑問。
・業務執行部門である内部統制部門の活用が困難

委員会設置会社の問題点は
・制度はあっても導入が進まない。(H21は純増なし)
・取締役人事や報酬を過半数の非業務執行者で決めなければいけない、というしばりは日本のやり方に合わない。
・監督機能だけでなく、現場の情報を把握した上で現場に即した意思決定を図るべき、と考えている企業が多い。

監査委員会設置会社(案)
・指名委員会、報酬委員会を置かず、監査委員会だけを取締役会の中に置く。
・監査委員会は現在の監査役会と同じ構成とし、社外過半数。
・監査委員は取締役とし、取締役会決議事項に対して1票を持つ。

なかなか素晴らしい提案だと思いますが、いろいろと考えなければいけない課題は多いと思います。
・監査委員の任期(現在4年、取締役は2年)、をどうするか
・取締役の報酬は業績連動に対し、監査役は固定
・監査委員は監査だけを行うのか、執行も兼務するのか
・取締役会は多数決に対し、監査役は独任制。これをどう担保するか。
・誰が選任するのか。代表取締役か、監査委員会か
今後の議論が楽しみですね。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
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