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IFRSはどこへ行くのか

恐縮ですが、月間監査役に、神奈川大学田中教授の「国際会計基準はどこへ行くのか」への書評を掲載して頂きました。
IFRSの導入に向けて日本は突き進んでいるが、今一度立ち止まって主体的に考え、対応しよう、という田中先生の考えに全面的に賛同し、書かせて頂いたものです。
また、昨日は日本監査役協会の定例講演会で、日経ビジネス副編集長磯山友幸氏の「国際会計基準の舞台裏」を聞かせて頂きました。

会計は、どうあるべきかと言う大儀で議論されていると思いますが、その背景は各国の抱える状況と思惑が渦巻いています。
田中先生は、イギリス・アメリカはもの作りをしなくなったため、もの作りの結果としての尺度である当期純利益の表示を外そうとしている、とおっしゃいます。
磯山副編集長は、債権国はM&Aに活かす為に時価評価で表示することを求め、債務国は資産価値の上下によって配当を要求されたり債務不履行になったりするため簿価主義を求めると指摘される。
アメリカは債権国から債務国になっているが、日本や中国がアメリカ国債を買うため、その資金を活用して擬似債権国となって本来債権国が持つ「格付け」決定権を保有している。という指摘は、世界経済の不安定性を示しています。

日本は、どうあるべきかを産学官で大いに議論し、大いに主張していかなければ、世界の波に飲み込まれてしまいます。
しかし、政治状況を見ると、IFRSだけでなくいろいろな課題について政府が独断的に決めて対外的に発表されるのだけれど、何故そう決定したのかが不透明で国民的合意が形成されていないため、大きな混乱を引き起こしています。
今、何事に付けても、立ち止まって、オープンに議論することが、大いに求められます。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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