重不況の経済学2

向井文雄著「重不況の経済学」を読み進める。

3章「セイサイクル」 4章「価格投資」
まずはじめて聞くセイの法則をWikipediaで調べる。  ジャン・バティスト・セイ1803年政治経済学概論
「経済活動は物々交換にすぎず、需要と供給が一致しないときは価格調整が行われ、仮に従来より供給が増えても価格が下がるので、需要が増え需要と供給は一致する。それゆえ、需要を増やすには、供給を増やせばよい。」
という、供給側の論理のようだ。

・この理論に従って、日本国家は金融を緩和し、設備投資を促した。
・しかし、先行きの需要が増えると思わない経営者は投資を手控えている。
・将来に不安のある個人も貯蓄を増やし、需要に回らない。
・アメリカでは2005年に1.4%だった貯蓄率が、2009年に4.3%と急増している。(日本人は収入が減っているので、貯蓄率は逆に2.3%に低下している。・・・これはこれで怖い事だ)
・グローバル化が進み、資本も技術も発展途上国に移転し、途上国の利益率は向上、日本は低下し、それも需要に跳ね返っている。
要は、物不足の旧経済理論に従った経済運営が、日本経済をさらに縮ませているのでしょうか。

・さらに、お金をふんだんに供給したけれど、使われないため、実体経済から遊離した「価格投資型価格メカニズム」になっている。
・物が将来値上がりすると思えば実態の価値よりも高くても買われ、高騰する。
・それ以上値上がりしないと見込まれたら、誰も買わなくなり、バブルが弾ける。
といった、極めて不安定な状況に陥っているようです。

重不況に対する解があるかと期待していましたが、さらに混迷が深まりました。
最後の章で展望が開けるでしょうか。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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