放射線とは

福島原子力発電所の事故で放射線量が毎日発表されている。
18日午後の上空90mでは53ミリシーベルト、1.1km離れた西門では264マイクロシーベルト。
はてさて、シーベルトとは何だ。昔はキューリーと習ったような気がするが。
皆さんからもよく分からないと言われるので、あとみんやWikipediaなどで調べて整理してみる。

「シーベルトSv;人体が吸収した場合の放射線の影響度を数値化した単位」
と定義されているが、それってどういうレベルなのか。

 自然放射線は、
 宇宙からの放射線が年間0.39~2.5ミリシーベルト。
 高度が高くなると宇宙からの放射線は空気という遮蔽物が減るために、高度1万mを飛ぶ国際線は地上の約100倍もの放射線量を受け、東京~ニューヨーク往復すると0.2ミリシーベルト被爆する。
 地下からは大地に含まれる放射性物質からの放射線によって、年間0.48ミリシーベルト程度、空気中からも年間1.26ミリシーベルトの被曝がある。地球内部から漏れ出て自然に存在するラドンなどの気体がその微弱な放射源である。
 人間が日ごろ口にする安全な水や食物にも微弱な放射性物質が含まれているために、年間0.29ミリシーベルトくらい体内被曝している。
 つまり、年間一人あたり2.4ミリシーベルト(ブラジル・ガラパリ市街地では10ミリシーベルト)の自然放射線を受けている。

 一方、人口放射線は、胸部X線は0.05ミリシーベルト、胃のX線は0.6ミリシーベルト、CTスキャンを受けると6.9ミリシーベルトを受ける。

では、どのくらいの放射線を受けると身体への影響があるのか。
 10,000ミリシーベルト(10シーベルト)を受けると、1~2週間で死亡。
  1,000ミリシーベルト(1シーベルト)以上受けると、気持ち悪くなり嘔吐する。
  500ミリシーベルト以上受けると、血中のリンパ球が減少する。
  200ミリシーベルト以下では臨床症状は確認されていない。

以上から、充分な安全率をとって、原子力施設による1年間に受ける線量限度は次となっている。
 原子力施設で働く人達 年間50ミリシーベルト
(ただし、緊急作業は100ミリシーベルトが限界であり、今回は厚生労働省が特例として250まで引上げ)
 一般公衆 年間1ミリシーベルト
 また、原子力発電所周辺の線量目標値は年間0.05ミリシーベルト(50マイクロシーベルト)となっている。

放射線を遮蔽する家を作ってその中で暮らせば安全なのかと思うが、そうでもなく、放射線を自然のレベルよりも減らした条件下では、生物の成長が遅れると言う実験結果があるそうだ。
つまり、地球上にいる生物は、現在の地球環境に適応するように進化しており、温度も空気密度も重力も放射線量も現在のレベルが生存していくために必要なようだ。(人類が生き延びるためには、地球環境を現状レベルに維持するか、変化に応じて進化する必要があるわけです。)

各県で観測されている放射線量は文部科学省が公表している。
米西海岸でも放射線の数値上昇。福島の原発事故の影響で、通常よりわずかに高くなっていると米CNNが報道したようだ。
しかし、影響は上記のようであり、決して大騒ぎすることなく、冷静に判断し、適切に行動していきたい。

なお、時間当たりの放射線量を年間に換算する場合は24時間×365日=8760倍する量となる。
1シーベルト=1000ミリシーベルト=100万マイクロシーベルト
1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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