計画停電

東北地方太平洋沖地震によって、東北電力、東京電力の発電所が被害を受けて停止し、計画停電が実施されている。

他電力からの融通送電も行われているが、東北・東京電力の周波数が50Hzなのに対し、中部・北陸・関西電力などの周波数は60Hzと異なるため、直接送ることが出来ない。
このため、周波数変換所を通して60Hzの電気を50Hzに変換して100万kWを送られているが、とても足りない。
鉄道の便数を減らしたり、寒い中でも着込む事によって暖房を節約するなど懸命な省エネも実施されているが、それでも足りないようだ。
私の娘も神奈川に住んでおり、明かりもストーブも消して我慢していると言っていたが、無理をし過ぎて病気にならないようお願いしたい。

電気は使われる量に応じて、発電をする必要がある。
これって、当たり前のようだが、実は大変な神業だ。
東京電力では夏に1度気温が上がると、消費電力が250万kWも増加するそうだ。
最近多く導入されている太陽光発電も、大きな雲がかかると一気に発電量が落ちてしまう。
風力発電も台風などで風が強くなりすぎると、一変に止まってしまう。(ヨーロッパで実際に大規模停電が発生した。)
このため、電気の使用量に合わせて火力発電所やダム式水力発電所の発電量を瞬時に調整するために、+と-の余裕を持っておく必要がある。普段は充分な余裕があるが、発電所が止まって+の余裕がない状況だ。
調整出来なければどうなるかと言えば、電力系統全体が崩壊する大停電となる。
日本でも、昭和62年に電力使用量の急増に対応できず、大停電となったことがある。1987年7月23日首都圏大停電

14日(月)より、計画停電が始まり、非難も出ている。
交通機関が混乱し、寒いのにファンヒーターも使えない。情報を得たいと思ってもテレビがつかない。夕方の停電は食事の準備も出来なくなる。仕事の段取りが出来ない。大変な不便な事になるのに、停電範囲や時間などが電気の使用量によって変わったりする。状況は理解出来ても、怒りたくなるのはもっともだ。
しかし、計画停電の場合は停電に備えて対策をすることができるが、突然の停電は数段大きな被害が発生し、復旧にも長時間掛かる。
電力会社は計画停電の範囲を出来るだけ少なくした上で、絶対に電力系統を崩壊させないと言う難しい努力を懸命に行っておられるのだと思う。
暮らしにも会社の操業にも大きな影響が出て大変だと思いますが、皆で協力することによって、電力系統崩壊と言うさらなる危機が発生しないよう、心より祈念しております。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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