パワハラいじめ対策ガイド

「現場マネージャーのためのパワハラいじめ対策ガイド」 石井輝久著、武井一浩監修を読む。

パワハラの事例、裁判となったときの流れと対応、防止策などについて紹介されている。
私も若いときは上司から、ずいぶん厳しく叱られたものだが、どの事象も今だったら間違いなくパワハラと認定される状況だったと思う。
それが当たり前の社会状況においては、パワハラでうつ病になるものもおらず、我慢や馬耳東風と聞き流す忍耐力を養ってくれたような気がする。
現代においては、若者はすぐに切れ、本人のために注意するのにも気を使う状況は、行き過ぎの所もあるとは思う。
しかし、本で書かれているように、損害賠償リスクやレピュテーションリスクといった裁判リスクを考慮しなければいけない現状において、昔はこうだったからといった対応は許されるものではない。
ただ、 人間は自分の経験があるべきやり方と考えて行動するので、「そうじゃないんだよ、世の中はこう変っているのだよ」、と具体的に教える事は、とても大切だ。
この本は、そのための好著であり、一人で読むだけではなく、職場討議などで検討する事例集として使うのに最適だと思う。
また、さすが弁護士が書かれただけあって、裁判になったときの対応が詳しい。
企業にとって、裁判になる前に、問題点に気づき、対処するのが最善だが、最悪の事態を知っておいてこそ、適切な対応が出来る。
人を育ててこそ企業の未来はあるが、愛の鞭もパワハラと言われないように気をつけていきたい。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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