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計画停電4 知恵と工夫と努力で道は開ける

東京電力の計画停電を少しでも減らすため、懸命な努力が続けられている。

運転休止中の火力発電所を再稼動
東扇島(LNG)、鹿島(重油・原油)、袖ケ浦(LNG)、品川(都市ガス)の各火力発電所の一部発電機を立ち上げ、合計250万キロワットを確保。
運転休止中というのは、廃止を前提に保管状態にあると思われるため、その再稼動にあたっては、点検と修繕が必要だ。
当然人も配置していないだろうし、燃料の手配も大変だ。

ガスタービン発電機増設
アメリカのGE社からガスタービン発電機を輸入するなどして、30万KW以上の発電機増設を行うようだ。
半年で設置し運転させると言うのは、すごい。
ジェット機用のタービンエンジンが量産体制で作られているのかとは思うが、最近の日本のゆっくりとしたスピード感とは隔世の思いがある。

タイの発電所24万kWを丸ごと貸与
タイ政府は29日、バンコク郊外ノーンジョークにあるタイ発電公社のガスタービン発電機2基(出力24万kW)と付帯設備を日本に貸与すると発表。分解して日本に運び、8月の稼動を目指す。貸与期間は3―5年。

韓国支援の移動式発電機が日本に到着
東日本で続いている電力不足を補うため韓国が支援した移動式の発電機が29日、日本に到着した。
この発電機は韓国の「現代重工」が製作したもので、26日、東部・蔚山港で4機が積み込まれ、29日に横浜に到着した。一機あたりの出力は1700kWで、約8000世帯の電力を賄える量だという。この発電機は、千葉・姉ヶ崎に設置されるということで、約3週間で稼働する見込み。

環境アセス免除
火力発電所などの大規模開発を行うときは、環境影響評価を行って、環境アセスメントを提出し、審査を受ける必要があるが、評価と審査に普通は3年以上掛かる。
今回は「災害復旧事業には環境影響評価を適用しない」という規定を適用して、省略する事になるようだ。
環境アセスは省略されても、大気汚染防止法などの公害防止に関する法律は守らなければいけないため、環境への負荷は抑えられるようだから、実質的に問題はない。

大企業の電力制限
電気事業法27条に基づく電力使用制限令が発動されると、石油危機の1974年以来37年ぶりとなる。

産業界の自主対策
大幅な電力使用の抑制に対応するには「業界全体、さらに業界の枠組みを超えて連携するしか対処法はない。政府や東電から一方的に決められるのでなく、産業界が自らが提案・実行するほうが経済の実態に即している。」
ある意味でカルテルを結ぶ事になるが、公正取引委員会も対応を検討中のようだ。

需要に応じて電力が必ず供給される時代が終わった。
これまで「安定供給」を金科玉条としてきた電力会社には、「計画停電」などといった対処療法ではなく、本当の意味の省エネルギー社会の姿を受け入れてほしい。一方これを契機に、企業も家庭も電力のユーザーは、いかに電力を使わないで豊かな暮らしが実現できるかに挑戦し、成果を上げて世界からの尊敬を集めることを目標にしたい。

日本は知恵と工夫と努力で素晴らしい発展を遂げてきた。
しかし、ジャパンアズナンバーワンなどともてはやされているうちに、現状を守ることが求められ、管理&管理のリスクをとらない停滞社会になって来た。
金利はゼロ金利、電力も水も空気も使い放題、安全もあたり前といった、あたかも制約がないような状況も、リスクについて無頓着にさせていたのだろう。
今こそ限られた資源をどう適切に配分し将来に繋げるかが問われている。
この危機をバネとすることでフロンティア精神を取り戻し、英知を結集し大胆迅速に対処する事で、きっと道は開けると期待している。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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