スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

代表取締役交替時の議事録への実印押印

数社の監査役をしておりますが、それぞれの会社の代表取締役の交代に際し、株主総会後の最初の取締役会議事録に実印を押して印鑑証明書を添付するかどうかの扱いが会社によって異なります。
変だなーと思って各社に質問をしたり、あちこちに聞いたり、日本監査役協会のNET相談室を調べたりしました。

さて、扱いですが、
・代表取締役が複数いて、誰か残る場合・・・残った代取の代表印が押してあれば、他の取締役&監査役は認印でよい。
・代取が全員代わる場合or一人しかいない代取が変わる場合・・・議事録に全員の実印が必要
・  〃 (実開催でなく書面開催の場合)・・・監査役としては異議がないという書類に実印を押して提出。
・  〃 (取締役会に欠席の場合)・・・何もいらない。
(ただし、会計監査に限定されていない監査役は会社法383条により、取締役会への出席義務があるので、取締役会の開催方法・欠席理由に問題ないと立証出来る必要はある。)
といった事になるようです。
つまり、代表者が会社の代表印を押せば、他の人は認印でよいのだけれど、代表印と代表者はリンクさせて登記しているので、改めて登記するまで代表印は有効でない、と言う事なのでしょうか。
法律と言うものは、何と事細かく検討されて運用されているものですねーー。

結局、各社の扱いは、どれも正解だという事が分かりました。
どの会社も法務局に問い合わせの上、適切な対応をしており、監査役の知識不足が問題だ、と言うことが分かって一件落着、というか大いに反省する今日この頃です。

監査役は全ての部門に渡る専門家ではないので、数社の扱いが異なっていたり、監査役協会の監査要領などと扱いが違っていたりして変だなーと感じると、(自分の知識不足を棚に上げて)質問をして回答を求めます。
担当箇所は、自分の会社に必要な処置を、本で調べたり法務局に問い合わせして決定していますが、法律や役所の取り扱いがどういった考えで決められているかまでは知らないので、他社との違いを監査役に聞かれても答えられず大変悩みます。
再度、分厚い本を紐解いたりお役所に問い合わたりして回答する事になりますが、手間と時間がかかった上で、やっぱり今までのやり方で正しかったのだと安心しつつも、無駄骨を折らせた監査役に不満を持つのではないでしょうか。
でも、リスク回避や知識の向上が期待出来るので、監査役としては嫌がられてもそれで良いのだ、それが与えられた仕事なのだ、と考えて遠慮せず質問するようにしています。
ご迷惑をお掛けしている事をお詫びしつつも、これからも新米監査役の質問に対してよろしくお願いいたします。

商業登記規則第61条第4項第3号
4  代表取締役又は代表執行役の就任による変更の登記の申請書には、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める印鑑につき市区町村長の作成した証明書を添付しなければならない。ただし、当該印鑑と変更前の代表取締役又は代表執行役(取締役を兼ねる者に限る。)が登記所に提出している印鑑とが同一であるときは、この限りでない。
一  株主総会又は種類株主総会の決議によつて代表取締役を定めた場合 議長及び出席した取締役が株主総会又は種類株主総会の議事録に押印した印鑑
二  取締役の互選によつて代表取締役を定めた場合 取締役がその互選を証する書面に押印した印鑑
三  取締役会の決議によつて代表取締役又は代表執行役を選定した場合 出席した取締役及び監査役が取締役会の議事録に押印した印鑑

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。