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株主総会

牛島信弁護士の小説「株主総会」を読む
株主総会

リストラ目前の総務部次長が大株主の議決権委任状を利用して、株主総会で突如社長を解任し、年商二千億の会社を乗っ取った。
「動議は可決されました。これで本日の総会は閉会とさせて頂きます。」
「総会決議は取り消されるまでは有効です」

元社長は、取締役の職務の停止仮処分を申請した。しかし、
「自分個人で弁護士を雇おうって言うんだろう。そりゃ大変だ。しかも勝つとは限らんしな」
「書類の海に相手をおぼれさせます。弁護士はその書類を見なくては仕方がない。5分間仕事をするといくらと言った調子でタクシーのメーターみたいに請求するとしたら、お手上げでしょう」
「事件は弁護士に任せきることは決して出来ないことを自覚して頂きたい。戦うのはあくまでも本人なのです」
「闘いにはエネルギーを要する。生活、人生の相当部分を注ぎ込まなければならない。しかも結果は報われるとは限らない。」

新社長は過去の投資に関して、元社長に損害賠償を請求した。
どろどろの裁判闘争が始まった。

弁護士費用は月に約1600万円
成功報酬とミックスの場合は、その75%+獲得出来た金額の5~10%
法律は人々の心の中にある。
裁判は、ルールの分からない戦争に紛れ込むようなもの。

それでも裁判で闘いますか?

はてさて、法律的には成立つストーリーです。
しかし、決議に賛成する前提で預けた委任状で、社長解任動議を決議するのは、適法であっても適正とは言えません。
監査役としてはどう行動すべきか。
違法でなく、会社に損害も与えていなければ、ウォッチするしかないのでしょうか。
しかし、大株主が会社を見限り、取引先やお客様が会社から離れる事態になれば、大きな損害になりかねません。
次の株主総会では当然新社長は解任されるとすれば、会社のゴーイングコンサーンにも黄色信号が点ります。
まずは有能な弁護士に依頼して、差止訴訟を行う事になるのでしょうか。
しかし、裁判で戦いたくはないですね。

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プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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