半沢直樹 必要とされるものが生き残る

平成の水戸黄門「半沢直樹」は、後味の悪い結末で終わりましたね。
2倍返しの勧善懲悪によって溜飲を下げる事を期待した人が多かったと思いますが、100倍返しは強烈過ぎて、自分に返ってきましたね。
頭取にとって今後必要なのは正しい事を徹底する半沢でなく、自分のために汚れ仕事もするだろう大和田だったと言うことなのでしょうか。

結末を見ていろいろと考えさせられました。
・取締役全員の前で大和田常務は半沢次長に叱責され土下座させられましたが、あこまでやると、見ていた取締役は、よくやったと思うより、恐怖を感じたでしょうね。
・大和田常務は常務から平取締役への降格で済みましたが、頭取としては、「罪を憎んで人を憎まず」と孔子の教えに従ったのでしょうか。それとも、今後の利用価値を考えると、実力があり、弱みを握ったので自分がコントロールできる大和田を残したのでしょうか。
・銀行の危機を救った半沢は子会社に飛ばされましたが、平時において秩序を破壊しかねない半沢は必要なしと判断されたのでしょうか。もしくは、すねに傷がないわけじゃない頭取は、次は自分がやられかねないと恐怖を感じたのでしょうか。頭取の処置に対し、取締役はみな安堵した、というのが現実でしょう。
・もし半沢が大和田常務の不正を暴く所で止め、個室で土下座させていれば、よくやったという評価で終わるでしょうが、小説としては面白くないのでしょう。
・ただ、銀行が委員会会社だったら、指名委員会はどういう結論を出したでしょうか。大和田が残る事は有り得ないでしょうね。
・半沢次長も会社にとって不適格と言う烙印を押されるでしょう。

現状においては、正しいものが生き残るのではなく、決定者にとって必要とされるものが生き残る、と言うことなのでしょう。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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