マスコミは中立たるべきか

NYタイムズがクリントン支持を打ち出した。
「大統領として米国が直面する難題に立ち向かう能力がある。」と主張し、
トランプ氏を「自分自身や政策について何ら具体的な事を説明せず、実現できない公約を掲げている。米現代史上、最悪な候補」とこき下ろしている。
日本では、明らかな政党紙以外は、候補を支持したり批判するのを見た事が無い。
もし支持、あるいは批判すると、偏向している、と批判され、部数を減らすだけでなく、名誉棄損で訴えられて抹殺されてしまうのではないか。

しかし、読者は何を求めているのだろう。
候補者自身が提供する素材を掲載するだけでは判断する事が出来ない。
候補者の主張や実績を深く分析し、推薦あるいは批判することで、候補者の人となりを判断できるようになる。
現在のような、どの候補の言う事も正しいけれど、誰も公約を実現しない、事を当たり前となっている選挙では、選挙に関心を持つ事は出来ないだろう。
明確に支持、不支持を掲載しなくても良いが、主張や公約そして候補の実績を分析して、公約の実現性などに言及する事が出来るのではないだろうか。

日本人は、外国人から何を考えているのか分からないといわれる。
分からないのではなくて、考えていないのだ。
古来、農耕民族として、お上の言うとおりに民が従う事で社会が成り立ってきたためか、自分の考えを持たずにお上の言う事に従う事が美徳とされてきた。
しかし、現代はヒエラルキー社会でなく、個々人がそれぞれの立場で自分の意見をもって主張して実現していく事が求められている。
自分の意見が正しいかどうかは分からない。
そもそも正しい一つの解があるのではなく、多くの意見・選択肢の中から、それぞれの利点・欠点を議論して選択することが発展につながる。
そして、選択したからにはそれを是として気持ちを合わせて実現する事が大切なのだ。
そのためには、各個人が自分の意見をもって主張し、互いを認めたうえで議論することが求められる。
新聞も、自社の意見を明確にして主張することにより、面従する社会ではなく、正しく議論する社会づくりを目指すべきではないだろうか。

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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