IFRSの脅威

 IFRS(国際会計基準)の動きについてのアクセンチュア&HISSの講演会に出席した。
 IFRSはヨーロッパはもちろん、中国や韓国も準拠することを決定しており、アメリカも2014年の強制適用に向けて準備が進められており、のほほんとしている日本だけが取り残されているそうだ。

 今まで日本は独自の会計基準で処理してきたが、企業活動や金融投資がグローバル化してくると、世界中の会計基準を統一しなければいけなくなり、国際基準作りが進められているが、日本企業の適用が遅れると世界から取り残されてしまう。

 とは言っても、会計基準を見直しには大変なコストと時間がかかると共に、見直しによる弊害も懸念される。
 輸出企業が適用するのは当然だとしても、日本国内だけで商売している企業まで国際基準にするためにコストと不都合を抱え込まなければいけなくなるのには、憤りを覚える。
 しかし止めようがないのならば、出来るだけ対策コストを減らすと共に影響を最小限化する、さらに出来れば、その見直しを通してより有利な動きをすることが出来ないか、戦略的に検討していく必要がある。

 また、国際基準適用は上場している企業の連結決算だけであり、個別決算などは日本の税制が変わらない限り、今のままだと言う。
 とんでもなく手間のかかる話であり、個別と連結が別個のものとなって非常に分かりにくくなる。(監査も大変になると共に、透明性に問題が出てくる。)
 問題点があっても黙って受け入れるのではなく、国を挙げて問題点を発掘すると共に方向性を検討し、国際会計基準の制度づくりに意見出ししていく必要がある。
 また、国内制度も同時に見直して制度をスリム化していく必要がある。
 受動的対応でなく、積極的能動的対応をしていくことによって、日本の将来が決まっていくのではないだろうか。

テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード