内部統制報告制度ラウンド・テーブル

内部統制報告制度について、中間的な総括として11月5日にラウンド・テーブルが開催されたが、その様子がアップされたホームページを拾ってみた。

「投資対効果は2年目以降の取り組み次第」、内部統制報告制度ラウンドテーブル開催

費用対効果「内部統制の整備・運用は企業にとって必要。だが監査費用の増加や文書化に費用がかかった分、効果が見えにくいのがデメリットである」

米SOX法に対応した野村ホールディングスの仲田正史執行役員「ピーク時の監査報酬は30億円。そのうち米SOX法対応費用は3分の1程度だったと見ている。これが2年目には3割程度減少、3年目はさらに半減した。初年度はプロセスを整備せざるを得ない。当社は数年かけて米SOX対応の業務を見直しているが、費用対効果の見極めが難しかった」

新日本監査法人の持永勇一常務理事「企業の上層部から文書化を軽減してよいと言わない限りは、現場での軽減が難しく、簡単には改善できない項目。2年目以降の課題になるだろう」

市場関係者「投資家の視点としては、利益の増加など企業価値を高めるために内部統制報告制度があると考えている。2年目、3年目に何をしたら価値が向上するかを企業側は考えてほしい」

JICPAの前会長で日本内部統制研究学会の藤沼亜起常務「内部統制とコンプライアンス(法令順守)を同じように考えている企業がある。内部統制はコンプライアンスより大きな概念。財務諸表の正確性の確保だけを考えるだけでなく、業務の有効性や効率性の向上につなげる必要がある」

ビジネス法務の部屋
私(山口利昭法律事務所)の個別報告の内容は、経営者不正には(いまのところ)あまり機能する制度ではない、ということと、まだまだ経営者評価といいながらも経営者が参加されているケースは少ないので、(ややとんがった意見であることは承知のうえで)経営者参加に向けてのインセンティブ作りに関する提言

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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