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なぜ経営者は不正するのか

公認会計士協会の「財務諸表の監査における不正への対応」によると、不正の背景は
①プレッシャー;達成困難な利益目標
②機会;内部統制の不備
③姿勢;不正を許容する企業文化
にあるとしている。

エンロンのケネス・レイやライブドアの堀江もんのように、自分の懐を肥やすために法律の網をくぐって巨万の富を得ようとした能動的犯罪者もいるが、日本の粉飾決算のほとんどは①プレッシャーに負けて何とか決算の穴を埋めようと考え、②小額の架空取引や連結飛ばしをやってみたら監査で見つからず、③それを穴埋めするために毎年繰り返しているうちに企業文化になってしまった。
という受身的犯罪が出発点になっていることが多いのではないだろうか。

「会計不正」浜田著によると、
 「会社のため」という曖昧な理由による責任回避(結局は自分の立場を守るため)
 「閉鎖性」のため、表面化しないだけでなく経営者にも実態が届かず、
 「集団愚考」により、優秀な集団がとんでもない意思決定を行い、(山本七平の空気の論理)
 「賭場と化した証券市場」により、儲ければ良い社会規範となり、
 「ルール違反さえしていなければ許される」という社会風潮が渦巻き、
 「経営者の能力を直接表せない会計基準」となり、(時価会計、退職給付会計、税効果会計、減損会計により景気変動により損益が大きくぶれる)
 「会計基準に対する無知・無理解」が蔓延するとともに、
 「複数の目標を達成できる経営能力のない経営者」が増え、
 「会計プロフェッショナルの責任」として経理部門、会計士の専門能力、責任も低下し、
さらには
 「反社会的勢力の影」が跋扈している。

こういった状況で、正しく会社をガバメントするためには、専門性を身に付けるとともに、相当高い見識と勇気を持って自分を律していく必要がある。  ・・・大変だ・・・・

テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
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