「経営改革と法化の流れ」 久保田英明弁護士

「経営改革と法化の流れ」 久保田英明弁護士著 2007年11月商事法務出版 に学ぶ

「統制環境」とは「企業風土」のことであり、コンプライアンスの実現のためには「かけ声」や「号令」をいくらかけても効果はなく、覚悟と努力を継続させ本腰を入れた集団的取組みが必要。

企業はミッション(使命)・コンプライアンス・収益の三相構造から成立っており、使命もコンプライアンスも持たない会社はマフィアであり、存在する価値がない。

裁判官は判決が社会の常識に外れていると言う批判を回避する意識からか、世論やマスコミなどの論調に影響を受ける可能性が高い。
各メディアには独自性がなく、全紙相乗りのメディアスクラムを組まれたら、一民間企業に抵抗の手段は殆ど無い。
他社よりも一歩でも刺激的な報道を、とデスクの号令がかかり、安全と安心に異常なまでにこだわる国民性と相まって、経済部事件でなく、社会部ネタとして取上げられる。
不祥事の当事者に人権は認められず、記者にとっては社長の首を取るのが勲章とさえ思われている。

また、1975年に1万人だった弁護士は2010年に3万人となり、さらに4年ごとに1万人ずつ増える。
弁護士が社会のあらゆる局面に業務展開していくこととなり、アメリカのごとく、訴訟社会が進展する。

こういった状況下において、記者会見やぶら下がりに対する不用意な発言は全てをぶち壊す。
社長が最大のリスクファクターとなるので、社長を守るために、「ゼネラルカウンセル」が求められる。
社内法務部門、社内弁護士、顧問弁護士の連携が大切。
「国は一人をもって興り、一人をもって亡ぶ」

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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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