包括利益って本当に企業の姿?

IFRSでは損益計算書PLや貸借対照表BSが無くなって、包括利益計算書と財政状況計算書になると言う。
PLやBSに税効果会計と、今の仕組みですら理解を超えているのに、それが変わると更に分からなくなってしまう。
概念としては、年度末の資産の増減を包括利益計算書で表すらしい。
だから、事業の結果生じた営業損益に投資から得た投資損益を足したものを事業利益と呼び、
それに貯金利息-支払利息=財務損益、法人所得税、廃止事業による損失を足したものを当期純利益と呼び、
さらに、株などを時価評価した未実現損益などを足して包括利益合計とするらしい。

確かに家計で考えると、今年の資産の増減は
給料合計-生活費=事業利益
銀行利息-借り入れ利息=財務所得
事業利益+財務所得-税金-よく分からない損失=当期純利益
当期純利益+株の値上がり=包括利益合計
ではあり、資産は包括利益だけ増えたのでしょう。

しかし、それで今年の仕事の成果を判断されたらたまりませんねー。
株の動きは自己努力ではなく景気動向に大きく左右されており、売るつもりが無いのだったら上がろうが下がろうが関係ないのではないでしょうか。
売り買いしたときの価格はもちろん関係しますので、その時に反映すれば良いと思うのですが。

持ち合い株を減らすインセンティブになるのだ、と言われますが、IFRSを導入するために持ち合い株が一気に市場に放出され、企業は買わないとすれば、ただでさえ低迷している株の相場が更に冷えて、日本経済は立ち直れなくなってしまうのではないでしょうか。
勉強不足の私の勘違いだったら良いのですが、そうじゃないよこういう事なんだよ、と教えて頂けますと幸いです。

テーマ : ビジネス
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新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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