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コンパス

コンパス(方位磁石)のN極は北を示している。はずですが、実は周りの金属に磁界が捻じ曲げられて、誤差が生じます。
水は流れやすい所を通るように、磁界も鉄など流れやすい所を通りたがるためです。
ですからケルビンボールという鉄玉で、補正をします。
小1
では、補正をするために、真北をどうやって知るのか。
現在ではGPSによって、自分のいる場所も方位もデジタルで知る事が出来ますが、それが分からない時代は、いろいろな場所で測定してその平均値をとったのではないかと思います。

会社も同じかなーと思ったりします。
目標を定めて、それに向かう方向性を決めて取り組みますが、会社特有の文化やいろいろな雑音によって、指針とすべき尺度が捻じ曲げられます。
ですから、会社を離れていろいろな意見を聞いたり、社会の常識を調べることにより、あるべき方向性を客観的に調べます。
社外役員の採用もその為ですね。

しかーーし、実は、地球の地軸(回転軸)は磁極と15度ほどずれており、遠い将来にはN極とS極が逆転すると言われています。
その変わり際の時は、磁界が弱くなって、磁気シールドで守られていた地球が、宇宙からの非常に強い紫外線や宇宙線の脅威にさらされるとか。
社会の規範も、昔は当たり前に行われていたことが、とんでもない犯罪になったりします。
磁極も社会の善悪も、絶対というものはなく、標準や規範も時代とともに変わり、それを睨んで対応して行かなければいけないという事なのでしょうか。

コンビニ人間

今年の芥川賞受賞作である村田沙耶香の「コンビニ人間」を読んだ。

古倉恵子は、子供の頃に、周りで喧嘩が始まって「誰か喧嘩を止めろ」と言われると、喧嘩している子供をスコップで思いっきり叩いて止めさせるなど、周囲から「変わった子」と思われていた。
 公園で小鳥が死んでいると、子供たちは皆泣いてお墓を作ろうといったが、恵子は「お父さんが焼き鳥が好きだから、持って帰って食べよう」と言った。 《きわめて直観的合理的な考え方をする子供だった。》
 しかし、自らの言動や行動が周囲を困惑させてしまうため、恵子は黙っていたり、言われたことをするだけにするようなった。
大きくなって、恵子は、コンビニのバイトに出会い、マニュアルで全て行動する仕事を天職と感じるようになり、大学時代から18年コンビニで働き続け、話し方も服装も皆に合わせるようにすることで、異質な自分を出さないように心掛けていた。
 しかし、就職も恋愛もせずに36歳となった恵子のことを、周囲は再び奇異に感じるようになる。
恵子は社会から排除されないように、同じく社会と同化出来ない白羽と偽装同棲することによって、恋愛をしないことへの言い訳を手に入れる。・・・・

日本社会では、皆同じ思考であることが求められます。
女子高校生は制服を着て、同じ髪形、同じシャンプーを使って、皆と同化しようとします。
男子学生も長髪が流行れば皆髪を伸ばし、就活が始まると、全員紺スーツに身を固めます。
社会人も会社の風土に溶け込むことを要求され、トップの考えや意向に従って同じ方向性で努力することが求められ、出る杭は打たれて丸くなり、特徴のない平均値社会が構成されて、平和が保たれてきたわけです。
しかし、それでよいのか、平均値社会で日本は生き残れるのか。
異質な個性を活かすことで、社会も会社もダイナミックな動きが出来てくるのではないか。
この小説は、異質なものを排除する日本社会に対する警告に感じたのは、私自身が異質だからでしょうか。

富山市議会 12人が政務活動費不正受給による辞職

何という体たらく
富山市民として恥ずかしく、各地から富山市議会はどうなっているのだ、とお叱りを受ける。

富山市議会のここ一年の動きから報告しよう。

2003年に引下げられた議員報酬が大幅にアップされた。
十数年間も改訂されていないそうだが、それでもここ何十年もベースアップが抑えられてきた大衆からすると、10%以上の驚くべき増額であり、世論調査では80%が反対していた。
新聞記者が議員に質問すると、なんと答えないばかりか質問した女性記者を突き飛ばしてけがをさせる始末。
新聞社は増額に対して反対キャンペーンを張ったが、ほとんど議論されずに、6月15日に提案どおり増額が決定した。

4月11日 市田議長から森市長に議員報酬の引き上げについて検討するよう求め、市長は「市特別職報酬等審議会」に諮問した
4月11日 自民、公明、民生クラブの2会派が、月60万円から70~73万円への増額案を取りまとめ。
増額する理由
・2003年に62万円から60万円に引き下げられた。
・2011年には議員年金が廃止された。
・議員は4年ごとに選挙があり、仕事を辞めてまで市議になろうという人はなかなかいない。
・税金や健康保険料などを引かれるので、ボーナスを含めても手取りは月40万円ほど。
・ここから政治活動の費用も出すので、生活は決して楽ではない。
(政務活動費は一人当たり月15万円)
5月20日 有識者8人からなる市特別職報酬等審議会が、10万円の報酬増を答申。
6月9日 自民党の中川勇会長が、自民党会派控室で市議に議員報酬について話を聞いていた新聞社女性記者を押し倒し、メモ用紙を奪うなど取材妨害
6月13日 富山市議会総務文教委員会で議員報酬を引き上げる条例改正案を賛成多数で可決。
6月15日 富山市議会本会議で、議員報酬を月額60万円を10万円上げる条例案が可決。

新聞社が、現在の報酬や手当が不足しているとすれば、実態を調べよう、と政務活動費を調査した所、実施されていない市政報告会や購入されていない備品が続々と出てきた。
議長を含め、自民党から10人、民進党から2人が辞任することになった。

6月16日 富山市議会の定数を来年4月改選時に、40から38とする定数条例改正案を可決
7月1日 富山市議に夏のボーナス130万5千円
8月20日 北日本新聞社の取材で、中川勇氏の政務活動費の報告に誤りがある事が報道
8月28日 中川勇(自民会派会長)政務活動費の着服を認め、辞任「やめて老後の生活をどうするか心配になった。このままじゃだめだと思った。」
9月9日 村山栄一(自民) 「罪の意識はあったが、経費が掛かりお金が必要だった。軽率だった。」
9月12日 岡本保(自民)「便宜上(領収書を)1枚にまとめた方が分かり易いと思った。」
9月14日 針山常喜(自民)「経済的に楽になると思った。」
9月15日 高田一郎(民進)「不正だと頭の片隅にはあったが、手口は知らなかった。血税を使っており本当に申し訳ない。」
9月15日 針山常喜(民進)「選挙に使うためプールしていた。」
9月15日 浅名長左エ門(自民)「気が付かないです。いろいろなことやってるから。本当に活動しすぎるとダメなんやね。」
9月20日 藤井清則(自民)「一連の不正は勘違いによるものと…この世界はそういうものなのかぐらいの間隔でしかなかった。」
9月20日 谷口寿一(自民)「人付き合いが増え、遊ぶ金が必要だった。」
9月20日 市田龍一 議長 「議員活動の中に紛れ込んでしまった。」
9月28日 岡村耕造(自民)「はっきり覚えてないんです。本当に覚えがない」
9月29日 丸山治久(自民、元副議長)「前半は市政報告会だったので、(会場費や人数を水増しした領収書を作らせて政活費として)請求してもいいと思った。選挙資金として蓄えていた。」
10月3日 浦田邦明(自民)「あくまで不適切な処理。連日の報道で家族に心身の負担をかけているため辞職」

不正はどうして発生したのでしょうか
《動機・プレッシャー》
・毎月15万円が議員口座に支払われ、議員は支払った領収書を出す仕組みらしいが、先にもらってしまうと、「何としても領収書を作って返したくない」と思うのはしょうがない人間の性ではないでしょうか。
・飲み代が足りない。選挙費用が足りない。・・・
《機会》
次の行為によって領収書を作ることができる。
・白紙領収書を用いた架空請求
・プリンタ印刷などで領収書偽造による架空請求
・受領した領収書の支払い額の改竄による水増し請求
《姿勢・正当化》
・他の議員もやっている。
・先にもらっているので、領収書を作らなければいけない。

地に落ちた信頼を取り戻すのは容易なことではない。
議員という尊敬し模範とすべき立場の人たちが不祥事を起こしているようでは、子供たちに何を目指していくべきと教える事が出来ない。
議員は自分のためではなく、あくまでも社会のために、自分をなげうって行動することが求められるが、社会のヒエラルキーが崩壊した現状では求めることが無理なのだろうか。
残念だが、罰則で縛るしかないとすれば、改革は次が考えられる。
《制度改革》
・先払いとなっている政務活動費を後払いして、支払実態のある領収書、しかも政務活動費としてふさわしいものにだけ支払う仕組みに変える。
・葬式などへの議員からの電報を禁止するなど、必要費用の圧縮を行う。
《透明性確保》
・支払先にチェックする。
・政務活動費の内容を公開する。
・議会の透明性と中身の向上のため、議事をネットなどで公開する。
 見られている、後で確認される、という事が分かっていれば、不正はしなくなるとともに、意識とレベルの向上も期待できます。
《倫理観を高める》
・議員辞職で済ますのではなく、詐欺などの犯罪行為として処罰する。
・議員だけでなく、白紙の領収書を渡す企業の姿勢、社会全体の姿勢も変えなければいけない。

さて、12人の辞任(+欠員1名)を受けて13名の補欠選挙が行われる。10月30日告示、11月6日投開票
巷では欠員のままで良いのだはないか、という声が大だが、7人以上の欠員が出た場合は選挙するという条例になっているので、せざるを得ないようだ。
その選挙費用が1億円掛かるそうだが、辞任した12人に求めたいものだ。
ぜひ、あの富山市議会が、こんなに透明性が高く、議論も的確に行われて、素晴らしく変身した、と言われるように改革されることを、期待したい。

マスコミは中立たるべきか

NYタイムズがクリントン支持を打ち出した。
「大統領として米国が直面する難題に立ち向かう能力がある。」と主張し、
トランプ氏を「自分自身や政策について何ら具体的な事を説明せず、実現できない公約を掲げている。米現代史上、最悪な候補」とこき下ろしている。
日本では、明らかな政党紙以外は、候補を支持したり批判するのを見た事が無い。
もし支持、あるいは批判すると、偏向している、と批判され、部数を減らすだけでなく、名誉棄損で訴えられて抹殺されてしまうのではないか。

しかし、読者は何を求めているのだろう。
候補者自身が提供する素材を掲載するだけでは判断する事が出来ない。
候補者の主張や実績を深く分析し、推薦あるいは批判することで、候補者の人となりを判断できるようになる。
現在のような、どの候補の言う事も正しいけれど、誰も公約を実現しない、事を当たり前となっている選挙では、選挙に関心を持つ事は出来ないだろう。
明確に支持、不支持を掲載しなくても良いが、主張や公約そして候補の実績を分析して、公約の実現性などに言及する事が出来るのではないだろうか。

日本人は、外国人から何を考えているのか分からないといわれる。
分からないのではなくて、考えていないのだ。
古来、農耕民族として、お上の言うとおりに民が従う事で社会が成り立ってきたためか、自分の考えを持たずにお上の言う事に従う事が美徳とされてきた。
しかし、現代はヒエラルキー社会でなく、個々人がそれぞれの立場で自分の意見をもって主張して実現していく事が求められている。
自分の意見が正しいかどうかは分からない。
そもそも正しい一つの解があるのではなく、多くの意見・選択肢の中から、それぞれの利点・欠点を議論して選択することが発展につながる。
そして、選択したからにはそれを是として気持ちを合わせて実現する事が大切なのだ。
そのためには、各個人が自分の意見をもって主張し、互いを認めたうえで議論することが求められる。
新聞も、自社の意見を明確にして主張することにより、面従する社会ではなく、正しく議論する社会づくりを目指すべきではないだろうか。

知的障害者殺傷事件

とんでもない事件が日本でも起きた。
抵抗のできない障害者19名を殺害し、26名に重軽傷を負わせた。
「重度障害者は生きていてもしかたないので、死んだ方がいい」から殺すとは、自分を神だとでも思っているのでしょうか。
確かに、重度の障害を持った人がいると、経済的負担も精神的にも肉体的にも時間的にも大変であり、本人も親御さんも辛い日々を送っておられる。
社会負担も重く、施設で働く人たちのご苦労も大変なものだろう。
しかし、しかしである。だからと言って抹殺することが許されるものではない。
品物ならば、工場検査で不良品を排除し、検査に合格したものだけを市場に出荷する。
しかし、人間はお互いを補完し合いながら社会を形成し、多様性を認めた社会を営むことで、人間社会は発展してきた。
優秀な人間だけが生きる価値があるという論拠は、かつてのヒトラーのゲルマン民族の優位性理論からのユダヤ抹殺と同じである。
多様性の中で変化し続ける事で、生物は生き残る事が出来、単一的なものだけでは、いずれ滅びて行く。
ハンディキャップを持った人たちは、人に愛されることや人と関わることをとても喜び、感情を豊かに表現する。
また、一部の才能が突出して秀でている人も多い。
生物の進化にとって、バラツキこそ必要なものなのだ。
だが、世界を見回しても、異質なものを排除する力は、ものすごく大きくなっている。
これは人類の崩壊に向かっているとしか思われない。
異質なものもあるがままを認め、全ての存在する命を大切にする世の中になって行って頂きたい。

プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
ご指導の程どうぞよろしくお願いします。

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常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
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なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
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