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オリンピックのドーピング問題

ドーピングが組織的に行われていたという事で、ロシアの陸上選手が全員リオ五輪に出場できないことになった。
本人の薬物接種、検査対象の尿のすり替え、などスパイもどきの犯罪行為が行われたためだ。
何故、そこまでやるのか。ロシアだけの問題なのか?
オリンピックは、元来、アマチュア選手による競技だったはずだ。
それが商業化し、プロ選手の出場も認められるようになり、大会自体もど派手となって、巨大マネーが動くようになっている。
巨額を稼ぐプロ選手が圧倒的な強さを見せつけ、活躍した選手は世界中から巨費でスカウトされる。
ロシア、中国、北朝鮮など旧共産圏では国家が選手を育成するステート・アマが活躍している。
才能ある子どもを選別し、親から離して訓練し、徹底的に肉体改造を図り、優勝した選手には豪邸が与えられ、国家の英雄として一生優雅に過ごしている。
そんな背景では、薬を使っても、犯罪を犯しても、勝つことが全てであり、悪いことでも見つからずに上手にやった者が評価される。
今回、厳しい処置がとられることで、ロシアの取った手段は避けるようになるだろう。
しかし、これからは薬よりもDNA改造など、より高度で見つからない手段を取って肉体改造を行っていく事になるだろう。
これって、オリンピックを根本的に変えなければ治らないのではないでしょうか。
徹底的にアマチュアリズムに戻す、又は薬物も含めて全てを許して世界一を決める、のどちらかなのでしょう。

フィリピンのトランプ ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の犯罪者処刑

6月30日、フィリピンの大統領にミンダナオ島ダバオ市長ロドリゴ・ドゥテルテ氏が就任した。
麻薬の密売人を射殺した人に多額の報奨金を支払うと約束するなど、アメリカのトランプ氏を上回る超過激な発言で有名だ。
ミンダナオ島は外務省の海外安全ホームページで危険度2~3に指定されている。
そこで実際に犯罪者を処刑して安全度を劇的に高めた実績があるため、国全体での対応を期待され、当選したのだろう。
しかし、最近世界各地で人を簡単に殺す報道が目に付く。
1977年に起きた日航機ハイジャック事件では、当時の福田首相が「一人の人命は地球より重い」と言って、身代金の支払いと、獄中活動家の釈放を行った。
同年に起きたルフトハンザ航空181便ハイジャック事件では、特殊部隊が突入して犯人3人を射殺、一人を逮捕した。
テロには毅然と対処すべきだが、殺してしまえ、処刑したものを報奨する、というのはいかがなものか。
ミンダナオ島ではISも潜伏しており、殺し合いの報復合戦、その拡大した宗教戦争とならなければよいのだが・・・・

南シナ海における国連海洋法条約判決

2016年7月12日(火)、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は、南シナ海における中国の主張や行動は国連海洋法条約に違反しているとの判決を行った。
中国の権利の是非は別として、さて、国連海洋法条約とはいかなるもので、拘束力はあるのか。

Wikipediaによれば、国連海洋法条約とは、海洋法に関する包括的・一般的な秩序の確立を目指して1982年4月30日に第3次国連海洋法会議にて採択され、同年12月10日に署名開放、1994年11月16日に発効した条約。
12海里までの領海や200海里までの排他的経済水域などについて規定し、165か国が批准している。
日本、中国は批准しているが、なんとアメリカは批准していない。
この条約に違反した場合、何らかのペナルティはあるか見ているが、罰則項目は見当たらない。
「友好関係原則宣言」(国連総会決議1970年10月24日)によると、以下の原則が国際法の一般原則だそうで、どうやら平和的解決しか望めないようだ。。
(1)国際関係における武力の威嚇と行使の禁止の原則(第一原則)
(2)国際紛争の平和的解決の義務の原則(第二原則)
(3)国内管轄事項への不干渉義務の原則(第三原則)
(4)国々が相互に協力する義務(第四原則)
(5)人民自決の原則(第五原則)
(6)国の主権平等の原則(第六原則)
(7)国連憲章の義務の誠実な履行の原則(第七原則)

翻って会社法の場合、
監査役が監査報告に問題点を指摘した場合、株主は役員の退任を要求でき、東証は上場廃止を含めた措置を講じることになる。
国際法違反の場合は、最悪、国連からの追放になるのだろうか。
しかし、条約が機能するためには、まずはアメリカが批准することが大前提でないだろうか。

常勤監査役を退任しました。

○○株式会社の常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
会社人生42年3か月でした。
監査役ではなくなりましたが、「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介していますので、このブログを継続させて頂きます。

なお、今後は縁あって、◇◇株式会社の非常勤社外取締役に就任しますので、監督と言う角度からも検討してまいります。
○○株式会社とは全く利害関係がない会社なので独立役員ですが、社長とは10年近く技術論や経営論を議論してきました。
取締役会に出席するだけでなく、工場、営業所、子会社、工事現場にも出かけ、責任者と懇談して、まずは会社を知ることから始めたいと思います。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、今後も考えていきたいと思います。

今後ともご指導の程どうぞよろしくお願いします。

覚悟とは

「監査役の覚悟」という題名で同文舘出版より出させて頂きましたが、
さて、覚悟とはいったい何のでしょうか。

デジタル大辞泉によると
1 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。
  「苦労は覚悟のうえだ」「断られるのは覚悟している」
2 仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。
3 きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。
  「もうこれまでだ、と覚悟する」
と気持ちの表現となっており、日本人的に納得感があります。

一方、英語ではどう表記されるかと言えば、プログレッシブ和英中辞典によれば
1 preparedness, readiness (準備)
  I am prepared for that./I expected as much.
  Are you ready [prepared] (for it) ?
2 resolution (決心)
  I make up one's mind ((to do)) 最後までやり抜く覚悟だ
  I am determined [resolved] to carry it through.
3 resignation (あきらめ)
  I have resigned myself to the situation.
と、事に備えて準備をするといった、具体的な行動になるようです。
アマゾンでは「監査役の覚悟」は「Preparedness of Auditors」となっています。

この違いは何故なのか
日本武士道の「切腹」と西洋の「合理性」の違いではないでしょうか。
日本では、最後は腹を切ってお詫びをする、殿を諫める、といった手段が当たり前だったように思います。
しかし、それで変わったのでしょうか。
殿を諫める、など何をすべきか分かっているときに腹を切って忠言した場合には、あいつの死を無駄にせず正しいことをしなければならない、と殿は反省するかもしれません。
でも、それは形だけで、うるさい奴がいなくなってやりやすくなったと、ますます羽目を外すに違いありません。
更に、対策が見えなくて行き詰った時に責任を取って腹を切った場合は、当面の解決にもなりません。
一番真剣に考えていた人が、死んでいなくなってしまう訳ですから、検討は振出しに戻り、対処は遅れるだけでしょう。
やはり、言志録23「まず腹を据えよ」 で人に嫌われても正しい事をやり抜く心構えをした上で、言志耊録148「予の意味」 で患い無き日に慮ることによって、有事に対処する事が大切なのでしょう。

「監査役の覚悟」の出版について

6月20日に「監査役の覚悟」を同文舘出版より7人の共著で出版することになりました。
監査役の覚悟小
実際に起こった事例を参考に、監査役がどう悩みぬき、どう行動したかを学びます。
こんな有事は、決してわが社では起こり得ない、と私自身も思っていますが、でも大なり小なりどの社でもいろいろな有事が起こっています。
そんな時にどう対処すべきなのか、を考える上で参考にして頂き、企業ガバナンスの向上に少しでもお役に立てれば幸いです。
ネット上では次で入手できるようです。
アマゾン
紀伊国屋書店
TSUTAYA
HONTOネットストア
HONYA.club

ISに若者は何故惹かれるのか

ISの活動が活発化している。
支配地域が縮小した、という報道もあるが、ガス貯蔵設備を破壊したり、自爆テロをあちこちで展開したりと、ゲリラ的な活動が続いている。
その活動に、ヨーロッパの若者たちが多く参加しており、もしかすると日本からも参加している可能性が高い。
世界文化遺産も破壊するなどの活動は許さることではないが、何故世界中の若者が彼らの活動に参加するのだろうか。
大切なもの、世界の秩序を破壊する活動は、異常で特異な事かと思うが、しかし、かつて日本でも見た景色である。
60年の安保闘争、60年代後半の全共闘運動、どこかの政党が地下組織を作って一斉蜂起をたくらみ、社会転覆を狙っていたこともあった。
ISと、日本の過激派の活動は、社会の秩序を破壊するという点では全く同じである。
破壊して何を作ろうとしているのか。
全共闘運動は、まず破壊ありきで、その先は全く考えていなかったのではないだろうか。
しかし、そこに受験戦争しか知らなかった純粋無垢に育った若者たちが魅力を感じ、飛び込んでいった。
破壊は現在の社会を崩壊させ、秩序をなくさせる。
そして、混乱の中から、全く別の社会が生まれ、時間をかけて新しい秩序が生まれてくる。
もしかすると、それが生物が生き残るための必然なのかもしれない。
社会が人々の幸せのためでなく、現状の体制と秩序を守ることが目的として作動するようになると、社会はだんだんと腐っていき、少々の改善では直せなくなり、いずれ崩壊する。
だからいっその事、破壊して新しく作り直した方が手っ取り早い、という事なのかもしれない。
ISの活動は、現状の世界に対する警告なのだ。
現状の世界が抱える問題を解決出来なければ、彼らが破壊して作り直す。
現状に満足している老人世代は現状を守りたいと思うし、現状に満足しない若者世代は、破壊活動に惹かれて行く。
とすると、ISの解決策は、彼らの封じ込めではなく、現状の課題を解決することだ。
富の集中と貧困、若者の就職問題、人種問題、などなどが解決出来なければ、ISを封じ込めれたとしても、別の破壊主義者が出てくるだけだろう。

東日本大震災から5年

今日で東日本大震災から5年が経つ。
死者・行方不明者は2万人を超え、避難者はいまだに7万4千人おられると聞く。
合掌!

あの時自分はどうしていたか。
家族で話すと、確かお父さんは家で一緒にテレビを見ていた、と言うし、自分もそう思う。
しかし、調べると発生したのは3月11日金曜日の14時46分。
会社で揺れを感じて会社のテレビを慌てて点けて見たのが実際だった。
かくほど記憶は急速に薄れるものだ。
震災で学んだことは、地球は生きており動き続けている、過去起こった震災は再び起こる、という事だ。
人間の記憶は時間とともに日々希薄化し、数世代変わると知る人もいなくなる。
記録に残っていても、自分の代には大丈夫だ、と楽観的に考えてしまう。
もし平安時代の貞観11年(869年)に起こった地震を教訓としていれば、と反省する。
過去に学び、未来に備えたい。

マイナス金利

1月29日に日銀黒田総裁がマイナス金利導入を決定した。
なんだマイナス金利とは?

実際にマイナスにするのは日銀と銀行間であり、我々平民に及ぶ話ではないが、金利が今以上に下がることは確かだ。
話を単純にするために、+8%と-8%を比較すると、
銀行から1億円借りて8%の金利だと、毎年8百万円の金利が加算され、10年後には2倍以上になる。
金利がマイナス8%になると、元金が毎年8百万円減って、10年後に半分以下になるということなのか。

8%金利だと、借金をして事業を行う場合、8%以上の利益を上げないといけない。
それ以下の利益しか出ない場合は、銀行に貯金をしておいたほうが良い。
でも、企業は金利以上の利益を出すために必死になり、社会は拡大していく。

-8%金利だと、利益が上がらなくても困らない。
銀行に貯金するバカはいなくなり、銀行から借りまくってタンス預金しておくだけでも儲かり、少しでも利益が出ればさらに良い。
これって社会として健全なのでしょうか。

銀行はどうやって稼ぐのか?
日銀が―8%で銀行とやり取りするとすれば、それ以上の金利で貸せば、差額で何とか稼げるのか?
では、日銀はどうなるのか。だんだんとやせ細って行くという事なのか?

黒田総裁のインフレ目標2%との関連はどうなのか。
マイナス金利だと、デフレになっていくのではないのか?
よく分からない事ばかりだが、どなたか分かりやすく教えていただけないだろうか。
こんな分からない政策で、国民は本当に信頼してついて行って良いのだろうか。
それとも分かっていないのは私だけという恥ずかしい状況なのでしょうか?

人生の約束

映画「人生の約束」を見た。
人生の約束
富山県射水市の祭りの話で、山車の動きがとても迫力がある。
山車を引く事を”つなぐ”と地元では言うらしい。
先祖と、家族と、仲間と、他の町と、海と、土とつながるのが、山車なのだ。
しかし、人口減で、町内会は寂れ、維持する費用がなくなり、引手もいなくなり、350年続いた山車を、新興の町に譲る事態となる。
そこに登場するのが、M&Aで企業拡大を行う新興IT企業の社長。
彼の会社が、あたかも東芝と同じ状況で、社長が厳しいことを言って、部下は意見が言えない状況で、赤字を社長から隠すために粉飾決算を行ってしまう。
そんな社長が、祭りを通じて人間性を取り戻す。

企業ガバナンスのために映画を見ると寂しいが、映画を楽しんだ中で、少し内部統制についても印象に持っていただくと良い映画だ。
何故か法務省も再発防止にこの映画とタイアップしている。

プロフィール

新米監査役

Author:新米監査役
常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
ブレーキはより速く走るためにある、とシュンペーターが言ったように、企業の永続的発展のために、監査・監督について、今後も考えていきたいと思います。
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常勤監査役を7年間勤めさせて頂きましたが、平成28年6月の株主総会で退任しました。
監査役として悩み検討したことを「監査役の覚悟」を7人の共著で出版させて頂き、感謝しております。
なお、現在は某社の非常勤社外取締役と某校の非常勤監事を務めており、経営のあり方について考える立場にある事、「監査役の覚悟」で「新米監査役のつぶやき」管理人と自己紹介している事から、このブログを継続させて頂きます。
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